静脈弁 コリ
静脈弁が機能しなくなると静脈瘤などができるといわれていますが、コリも発生します。老廃物を運んできた静脈血がコリとして停滞します。
忘れちゃったの?整体が流行った理由
静脈弁は筋肉ポンプを使って血液を送り返すのに必要な血管の中にあるバルブ弁です。20~30年前に整体がはやった理由の一つは、この『静脈弁』です。マッサージには「ヘビーユーザー」がいますが、マッサージ・ユーザーの多くがこの静脈弁が不全になっているということだったわけです。「マッサージは癖になる、やめられない」と当時はよく言ったものでした。
そこで「揉まないでコリを取る整体」が注目されたわけです。いまでは整体=無免許マッサージ「ほぐし」のように言われていますが、本来は静脈弁に逆の強い圧がかかるマッサージに対抗して整体・姿勢補正が流行ったわけです。
本人も周りも猫背とは気づきません。本当に肩が丸いだけ、これが肩コリとも関係する隠れ猫背です。
マッサージは筋肉ポンプの代わりとなって作用します。筋肉を動かさないで血流が流れるので…『体は楽をして』…大変に気持ちが良いわけです。摩る程度ならともかくも、静脈は末端で血圧が低いので血管強度の低いところに「強い外圧」を静脈弁ワンウェイバルブに掛けるため、静脈弁に負担を強いているわけです。
30代までならマッサージもよいかもしれませんが、40歳以降では血管は弱くなっていくわけです。20~30年前は静脈瘤の方が大変に多かったのはマッサージしか選べなかったからでしょう(個人の意見)。
整体では体のゆがみを整えますが、これは静脈にも言えることです。筋肉が歪みによって慢性的な疲労にあれば、筋肉にアンバランスが起きます。そのため筋肉ポンプの効率は下がっていく…コリが発生する…と考えることができます。もちろん静脈弁には不要な圧力を加えていないので「弁がバカになる心配」はないわけです。現在、マッサージに行っていたけれど「すぐ戻る」「頻度が上がってきた」、だから整体に…といった話をよく聞きます。
当院の骨盤矯正は骨盤内を抜ける「大静脈」にも作用させます。このため全身的に効果的です。「安い」「安全」「効果的」…やらなきゃ損です。だから1000円と思い切った料金にしました。効果を考えたら5000円といいたいところですが…高齢化社会を一緒に生き抜きましょうよ!
正常な筋肉の作用で静脈は絞られます。静脈には静脈弁というワンウェイ・バルブがあって一定の方向に血が送られていきます。
筋肉が弛緩すると静脈は元の太さに戻り、次の血液が静脈弁の間に装てんされます。これが筋肉ポンプの仕組みです。これが作用しないと、どんどんと老廃物が停滞していきます。
静脈弁がダメになって不全を起こした状態では、汚れた静脈血はほとんど移動していきません。実際には他の静脈弁が生きていますので全く流れないわけではないでしょう。
静脈弁が不全になった状態で筋肉ポンプが動いても、ワンウェイバルブが効かないので血流は一定方向へとは流れません。